2025.09.01

核シェルターの製造メーカー4選|販売店との違いや信頼できる製造元の比較ポイントを解説

核シェルター
核シェルターのメーカー4選

「核シェルターのメーカーってどんなところがあるの?」

「どこのメーカーの核シェルターなら安全?」

核シェルターの導入を検討している方の中には、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

社会情勢の不安定さが増す昨今、核シェルターの導入は万が一の備えとして現実的な選択肢となりつつあります。

しかし、いざ核シェルターの導入を検討しても、どのメーカーを選べば良いのか、どこに相談すれば良いのかわからず悩んでしまう方も少なくありません。

そこで本記事では、安心して核シェルターを導入できるように、信頼できる核シェルターメーカーや販売店を紹介します。

あわせて、信頼できる業者を見極めるためのポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。

核シェルターのメーカーと販売店の違い

核シェルターのメーカーについて知る前に、核シェルターの販売元には「メーカー」と「販売店」があることを理解しておきましょう。

メーカーとは、シェルター本体を設計・製造し、性能や安全基準を満たすための技術開発を行う企業のことです。空調設備や耐衝撃性などのスペックは、基本的にメーカーのノウハウによって決まります。

一方、販売店はメーカーが製造したシェルターを仕入れ、一般の消費者や法人に向けて販売・設置・アフターサポートを担う役割を持っています。メーカーが販売店を募集しているケースも多く、仕入れではなく委託販売という形を取っているケースも少なくありません。

また、販売店によっては複数メーカーの製品を取り扱い、予算や用途に応じた比較提案を行ってくれる場合もあります。

購入者としては、メーカーの技術力と信頼性を見極めつつ、販売店のサポート体制や施工実績を確認することが重要です。

両者の違いを理解しておくことで、より安心して最適なシェルターを選べるでしょう。

核シェルターの製造メーカー4選

ここからは、核シェルターの代表的な製造メーカーとして、以下4社を紹介します。

  • WNI SHELTER|ワールドネットインターナショナル株式会社
  • CRISIS-01|直エンジニアリング株式会社
  • AEGIS|株式会社三山テクノス
  • アトラス・サバイバル・シェルターズ

それぞれのメーカーが持つ技術や製品の特徴を比較し、ご自身の求める条件に合致するメーカーを見つけてください。

WNI SHELTER|ワールドネットインターナショナル株式会社

WNI SHELTER|ワールドネットインターナショナル株式会社

会社名 ワールドネットインターナショナル 株式会社
代表的な製品 ・令和の要塞 サバイブ(5000/7000)

・地下埋設シェルター

・耐震シェルター

・鉄壁防御空間「最後の砦」

公式サイト https://wni-group.co.jp/

ワールドネットインターナショナル株式会社は、国内No.1の導入実績を持つ核シェルターの製造メーカーです。

放射性物質除去・生物兵器除去・化学兵器除去・耐震の機能・低圧酸素トレーニングなど、複数の機能を搭載したシェルターを日本で初めて開発した企業として、多くの個人・法人が導入しています。

同社が製造するWNIシェルターは、高強度なコンクリート構造や高性能フィルターシステムを備えており、最新の技術を駆使した性能の高さが特徴です。

サイズ変更や外装のカスタマイズにも対応しており、設置場所や予算に応じた柔軟な設計・導入を実現できます。

なお、HANAREではWNIシェルターを豊富に取り扱っており、ご希望やご予算に合わせた提案が可能です。気になる商品がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

CRISIS-01|直エンジニアリング株式会社

CRISIS-01|直エンジニアリング株式会社

引用:直エンジニアリング株式会社

会社名 直エンジニアリング株式会社
代表的な製品 CRISIS-01(クライシス ゼロワン)
公式サイト https://crisis01.com/

直エンジニアリング株式会社は、40年以上の歴史がある金属加工業者です。長年にわたり培ってきた外装板金技術を活かして核シェルター「CRISIS-01」を製造しています。

「CRISIS-01」の最大の特徴は、核爆発による有害物質を99.995%除去する優れたろ過機能と、停電時に手動で操作できる機能。

普通自動車一台分というコンパクトなサイズに設計されており、設置場所に制約がある場合でも導入しやすいのがメリットです。

茨城県結城市のふるさと納税返礼品にもなっており、自治体からの信頼性の高さもうかがえます。

AEGIS|株式会社三山テクノス

AEGIS|株式会社三山テクノス

引用:株式会社三山テクノス

会社名 株式会社三山テクノス
代表的な製品 AEGIS(イージス)
公式サイト http://miyama-technos.co.jp/aegis.html

株式会社三山テクノスは、さまざまな産業機器の開発・製造を行うメーカーです。核シェルターとしての機能を備えた多目的防災核シェルター「AEGIS」を展開しています。

「AEGIS」の特徴は、国際規格IP68準拠の完全防水構造と特許取得済みフロートバルブ。これにより、河川の氾濫や土砂災害などの水害にも対応しています。

また、普段は蔵や金庫として大切な楽器・絵画・着物を保管できるほか、災害後に治安が悪化した場合などには寝室としても利用可能です。

ただし、核シェルターとして機能させるには地下への設置が必要になる点には注意しましょう。

アトラス・サバイバル・シェルターズ

アトラス・サバイバル・シェルターズ

引用:アトラス・サバイバル・シェルターズ

会社名 Atlas Survival Shelters, LLC
代表的な製品 Safe Cellars

Platinum Series

Nado Series

Backyard Bunker

Modular Square

Garnado

Nadosafe

公式サイト https://atlassurvivalshelters.com/

アトラス・サバイバル・シェルターズは、1950年から続く米国の老舗シェルターメーカーです。

同社では、さまざまな形状・サイズのシェルターを取り扱っており、幅広いニーズに対応できるのが大きな魅力。核攻撃に耐えうる耐久性と安全性を備えた地下埋設型を標準としています。

また、長期間の避難生活を考慮して、備蓄用の床下収納やベッド、ソファも完備されており、万が一の際も安心して過ごせる居住性を徹底的に追求しているのも特徴です。

導入には日本国内の販売店を経由する必要がありますが「より本格的なシェルターを導入したい」という場合は、検討してみるとよいでしょう。

国内の核シェルター販売店3選

核シェルターは、製造メーカーから直接購入するだけでなく、専門の販売店を通じて購入することもできます。

ここでは、国内で実績のある販売店として、以下3社を紹介します。

  • HANARE|株式会社パレット
  • ANCAR SHELTER|アンカーハウジング株式会社
  • SHELTER JAPAN|シェルタージャパン株式会社

同じシェルターを取り扱っている販売店でも、提案や設計、サポート内容には差がある可能性があるので、それぞれの違いを押さえておくことが大切です。

HANARE|株式会社パレット

核シェルター

会社名 株式会社パレット
取り扱いメーカー WNI SHELTER
公式サイト https://www.hanare-shelter.com/

「HANARE」は、株式会社パレットが運営する核シェルター専門の販売店です。

ワールドネットインターナショナル株式会社が製造するWNI SHELTERを豊富に取り扱っており、「令和の要塞 サバイブ」や「最後の砦」など、設置型から地下埋設型まで幅広い提案が可能です。

また、HANAREでは単なる製品販売だけでなく、顧客のライフスタイルやニーズに合わせたプラン提案に力を入れています。

専門的な知識を持つスタッフが、製品の選定から設置場所の選定、施工、設置後のメンテナンスまで丁寧なサポートを提供。既存の住宅への後付け工事にも対応しており、新築・既築を問わず相談可能です。

さらに、東京都調布市、東京都芝公園、静岡県焼津市にはショールームがあり、導入を検討している方が実物を確認できるのもポイント。

「核シェルターがどんなものか見てみたい」「自分たちでも設置できるのか知りたい」など、検討段階の方もぜひお気軽にご相談ください。

ANCAR SHELTER|アンカーハウジング株式会社

ANCAR SHELTER|アンカーハウジング株式会社

引用:アンカーハウジング株式会社

会社名 アンカーハウジング株式会社
取り扱いメーカー ・アトラス・サバイバル・シェルターズ

・アンカーシェルター

公式サイト https://ancarshelter.jp/

「ANCAR SHELTER(アンカーシェルター)」は、アンカーハウジング株式会社が運営する核シェルターの販売店です。

同社では、米軍指導の下で開発された高機能シェルターを製造する米国の「アトラス・サバイバル・シェルターズ社」の核シェルターを2017年から輸入販売しています。

2022年からはシェルターの国産化も実現しており、品質の向上はもちろん、レイアウトや内装のカスタマイズにも対応。現在は居住性や核攻撃への防護性を考慮し、地下埋設型で階段タイプに特化して販売しています。

最短6週間というスピーディーな設置に加え、メンテナンスや2年間の定期点検といった充実したアフターフォロー体制も魅力です。

SHELTER JAPAN|シェルタージャパン株式会社

SHELTER JAPAN|シェルタージャパン株式会社

引用:シェルタージャパン株式会社

会社名 株式会社シェルタージャパン
取り扱いメーカー WNI SHELTER

シェルタージャパン

公式サイト https://anshin-shelter.net/

「SHELTER JAPAN」は、シェルタージャパン株式会社が運営する核シェルター販売店です。83件の特許と数々の受賞歴を持っており、信頼と実績が魅力といえます。

また、2025年からは自社開発の家庭用シェルター「ガイアバスティオン」の販売を開始。最大10時間の炎に耐える耐火構造と、あらゆる複合災害に対応する半地下型を採用しており、バリアフリー設計によって高齢者や車いすの方でも迅速な避難が可能です。

そのほか、実績豊富なWNIシェルターなど、さまざまな種類のシェルターを取り扱っています。「自分たちに合ったシェルターを選びたい」という方は、一度相談を検討してみるとよいでしょう。

信頼できる核シェルター製造メーカー・販売店の比較ポイント

核シェルターは、自身と家族の命を守るための重要な投資だからこそ、信頼できるメーカーや販売店を選ぶことが大切です。

ここからは、失敗しない業者選びのための5つの比較ポイントを解説します。

  • 国内での販売・施工実績が豊富かどうか
  • 施工に関する国家資格者が所属しているかどうか
  • 見積もりの内容が明確かどうか
  • 相談時の対応の丁寧さ
  • アフターフォローが充実しているかどうか

これらのポイントを参考に、後悔のない選択をしてください。

国内での販売・施工実績が豊富かどうか

核シェルターの性能は、カタログ上の数値だけでは判断できず、実際の設置環境でその力を十分に発揮できるかが重要です。

そのため、国内で豊富な販売・施工実績を持つメーカーや販売店を選ぶことをおすすめします。

実績が豊富で日本特有の気候や地盤、建築基準に精通している業者であれば、確実な施工やアフターサポートが期待できるでしょう。

例えば、核シェルター普及の先駆者であるワールドネットインターナショナル株式会社は、国内における多くの企業や公的機関への導入実績を持っているため、安心して設計から導入までを依頼することができます。

なお、HANAREでは同社が手掛けるWNIシェルターについてもご提案が可能です。実績や過去の事例が気になる方も、ぜひお気軽にご相談ください。

導入事例

施工に関する国家資格者が所属しているかどうか

核シェルターを購入する際は、施工を行う業者に建築士や土木施工管理技士といった国家資格を持つ技術者が所属しているかを確認しましょう。

核シェルターには、フィルターや空調、耐久力などさまざまな性能・設備が求められるので、導入には専門的な知識や技術が必要です。

また、場合によっては建築基準法などの法律に精通している必要もあります。

その点、資格を持った専門家が施工を担当すれば、安全性や耐久性が確保され、有事の際も確実に機能するシェルターの導入が期待できます。

見積もりの内容が明確かどうか

御見積書

メーカーや販売店で見積もりを依頼する際は、見積もりの内容が明確かどうかを確かめるようにしましょう。

核シェルターの導入費用は、本体価格だけでなく、設置場所の地盤調査費用、基礎工事費用、電気・水道の配管工事費用など、多岐にわたります。

信頼できる業者なら、これらの費用を詳細かつ明確に記載した見積もりを提示してくれるはずです。

逆に、内訳が不明瞭な見積もりは、後から追加費用を請求されるトラブルにつながりかねません。

そのため、見積もりを受け取った際は、提示された金額が何に対する費用なのかを一つひとつ確認し、納得できるまで質問することが大切です。

相談時の対応の丁寧さ

核シェルターのメーカーや販売店を選ぶ際は、相談時の対応の丁寧さもチェックしてください。

核シェルターは決して安価な買い物ではありません。だからこそ、相談時に業者があなたのニーズにどれだけ寄り添ってくれるかも業者選びのポイントとなります。

専門知識をわかりやすく説明し、疑問や不安を解消してくれる業者は信頼に値するでしょう。逆に、即決を迫ったり、不安を煽るような営業をしたりする業者には注意が必要です。

あなたのニーズを丁寧にヒアリングし、「ここなら任せられる」と感じるかどうかをしっかりと見極めてください。

アフターフォローが充実しているかどうか

メーカーや販売店を選ぶ際は、アフターフォローが充実しているかどうかも確認しましょう。

核シェルターは、一度設置したら終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要です。

特に、内部の換気システムやフィルター、気密性を保つ部品などは消耗品のため、点検が欠かせません。

販売店によってアフターフォローの内容は異なるため、定期点検の有無、メンテナンス費用の明確さ、そして緊急時の対応体制が充実しているかをチェックしておきましょう。

購入後のサポート体制が充実していることで、長期的に安心して利用できます。

核シェルターメーカーに関するよくある質問

ここでは、核シェルターのメーカーに関するよくある質問とその回答をまとめました。

導入を検討するうえで気になる点がある方は、ここで解消しておきましょう。

核シェルター関連の企業にはどんなものがありますか?

核シェルターの関連企業には、以下のような企業が挙げられます。

  • サンヨーホームズ
  • 技研ホールディングス
  • 日本タングステン
  • 日本フイルコン
  • エスイー
  • プレス工業
  • ダイキン工業
  • 北越工業

これらの企業は、放射線防護シートの開発、特殊なフィルター技術、耐震・耐圧構造の技術など、核シェルターに関連する技術を有しています。

ただし、これらはあくまで関連企業であり、核シェルターを直接製造・販売しているわけではありません。

核シェルター製造で上場している企業はありますか?

現在、核シェルターの製造・販売を専門に手掛ける上場企業は存在しません。

そのため、上場企業か否かという基準だけで信頼性を判断することは難しいです。

例えば、会社の設立年数や実績、顧客からの評判など、複数の視点から総合的に判断することで、信頼できる業者かどうかを見極めましょう。

まとめ

本記事では、核シェルターの製造メーカーや販売店、信頼できる業者の見分け方について詳しく解説しました。

核シェルターは一生に一度あるかないかの大きな投資だからこそ、メーカーと販売店の違いを理解し、信頼できる業者を選ぶことが何より重要です。

本記事で紹介した各メーカーは、それぞれ独自の強みや技術を持ち、多様なニーズに応えられる製品を提供しています。

国内実績やアフターフォロー体制をしっかり確認し、「ここなら任せられる」と思える相手を選ぶことで、万が一の事態にも安心して備えることができるでしょう。

なお、HANAREでは、丁寧なヒアリングと現地調査を通じて最適な核シェルターを提案しています。導入後の手厚いアフターメンテナンスも含め、気になる疑問にも丁寧にお答えいたしますので、核シェルターの導入を検討している方はぜひお気軽にご相談ください。

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